オーガニック(有機)認定って?

OM5HAIR

2010年07月04日 02:55

ちょっとオーガニック認定についてお話します。

近頃「オーガニック認定」というキーワードを目にする事が増えてきましたね。
OM5に来られるお客様からも、こういった質問をよくされます。

なにが認定なの?(認定の種類)
認定されるとどうなの?(認定による恩恵)
認定の内容(基準)は?

で今回はその辺のことをサラッと説明いたします。

■認定の種類
「成分」と「製品」の2種類。
どの企業にも属さない独立したオーガニック認定団体は、それぞれが定めた基準に則って「成分」および「製品」を認定しています。

■認定による恩恵
消費者にとってこの認定による恩恵は「安心」「安全」「信頼」「環境保全」といえます。
認定の種類を見ることで、化粧品選びの基準ができます。
「成分」認定なのか「製品そのもの」の認定なのかを見極めることができます。
ただし広告の手法で注意が必要です。
昨今広告などでよく見るコピーですが、、、
「無添加化粧品」
「自然派オーガニック化粧品」
「オーガニック認定成分配合化粧品」
など、、、

どれもよさそう、、、に思えますよね~

ところが!ご注意ください。
オーガニックという単語が入っているだけで安全というわけではありません。

たとえば無添加化粧品ということばは以前厚生労働省が定めた旧表示指定成分(アレルギーやガン等を引き起こす恐れのある成分として102種類指定)を添加していません。ということの名残で、現在は各化粧品メーカー独自のウリにしたものを表記しているのが現状です。

現在、化粧品については現在は全成分表示が義務付けられていますので、しっかりと成分を見極めて自分に体に合わない成分が入っていないものを選ぶ必要があります。(自己責任?)

次にオーガニック成分配合、、、という言葉はどうでしょうか?
これは非常に難しい言い回しですね。
現在法律で「オーガニック製品」や「有機製品」と明記することは製品そのものが認定を受けないといけません。
しかし、「オーガニック成分配合」なら法律から抜けられそうです。
たくさんの製品を見てみるとせっかくのオーガニック成分が無駄?という気がするほどのケースもあります。
たとえばあるメーカーの製品の場合で20種類の成分中、認定オーガニック成分は2種類。
しかも成分表示の末尾(使用量の多い順に書かれています。)なのでかなり少量しか配合されていません。
これではせっかく有機肥料による自然の力が詰まったオーガニック成分が無駄になってしまっています。

■理想はオーガニック成分のみで製品を作ること。
各オーガニック認定団体はそれぞれが定めた基準で製品そのものも認定しています。
たとえばオーガニック先進国のひとつオーストラリアの認定団体「ACO(オーストラリアサーティフィードオーガニック)」では95%の認定成分を配合することで製品そのものをオーガニック認定しています。
しかしこれは非常に難しい技術(コストもかかる)なので世界中でこのACOに認定を受けている製品は多くはありません。

ここまで書いてこりゃ相当長くなりそうなことをしていることに気がつきました(汗)
続きはまた改めて、、、必ず。ね。



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