2011年09月01日

屋久島時間~その1

福岡空港から屋久島行き直行便JACが12時過ぎに出発し、約1時間ちょっとで到着。近い!
天候は晴れ。梅雨明け後の7月らしい伸びやかな夏空が広がっています。

到着ゲートには何十回もお世話になっているお宿「パッション館」の奥様が車で迎えに来てくださり、変わらぬ元気そうなお姿で再会を喜びました。
そして昼食に予約していた「ことぶき」へ。

屋久島時間~その1 屋久島時間~その1  県道から石畳の細い道を登ります。
事前情報で仕入れていましたが、石畳を含め敷地内の造作や手入れは全て店のご主人の手によるものだそう、、実際ここまで凄いとは、、、感服します。

屋久島時間~その1  屋久島時間~その1 入店前から2人して興奮状態 face08 face02

屋久島時間~その1 期待MAXで戸を開けると・・・
屋久島時間~その1 屋久島時間~その1 屋久島時間~その1 屋久島時間~その1
古き時代の香り漂うノスタルジックな空間・・・
「よく来たね、まー好きなだけゆっくり休んでいきなさい。」そんな優しい声(空耳?)に促され前へ進みます。
先程の陽が燦々と降注ぎセミが忙しなく鳴く躍動的な状況とは全く異なるこの世界に馴染むのに時間はかかりませんでした。

長い時を重ねたモノが沢山集められ、柔らかな光がそれらの個性豊かな表情を照らしています。
どこにも雑踏とした感じはなく、波風のない一定のリズムの中に住人達の静かな息づかいがあり、掛け時計の振り子の揺れがこの場所全体の命を示す拍動のようにも思え、安らぎを覚えます。

屋久島時間~その1海が望める奥の特等席?に案内され、一同着席。
お茶を一服し、しばしの間、無言になり他に客がいない静寂の時を分かち合い、自身の心が和んでいく様を見つめました。

さあ、お食事が運ばれてきましたよ。。前菜からデザートまでのコースです。
屋久島時間~その1 屋久島時間~その1 食材のほとんどは島のもの。
(予約時に二人とも肉抜き、Kumiは魚も除くでリクエストしたので二人の内容は一部異なります。)
私達、普段は肉魚卵を常食しませんが、自然豊かな地域で地の魚介類を提供して下さる機会においては有難くいただくスタンスなんです。(だから年に数回程度のレアケース。肉は避けますけどね。)
屋久島時間~その1 いただきます。(つわりが去ってくれてよかった~)
屋久島時間~その1 屋久島時間~その1 屋久島時間~その1 屋久島時間~その1 屋久島時間~その1 屋久島時間~その1屋久島時間~その1
 屋久島時間~その1 お、おいしぃ・・・

どれもこれも新鮮な食材を活かす素朴な味付けで、作り手の真心も伝わり、極上の滋養が身体に心にしみこんでいきます。
特に6月前半のつわりで米粒を口に入れる事さえも苦痛だった頃が信じられないくらい、素直に美味しく満たされ、食後もゆっくりと余韻を楽しみました。

店には食卓の他に書斎スペースがあって、興味そそられる書籍が並んでいます。
そして来店客が記し残した「思い出帳面」が置いてあり、ご主人にすすめられ私達も一筆。
屋久島時間~その1 屋久島時間~その1 屋久島時間~その1
墨を擦り「今」の気持ちをつづります。

屋久島時間~その1 記憶に残る幸せなひと時をありがとう!また絶対来ます!

「ことぶき」を後にし、またまた宿の奥様のご好意に甘え(感謝!)送迎車に乗りこみパッション館へ向かいます。
開け放った窓から入る生暖かい風、まぶしく輝く青い海、シダやヘゴなど濃密に茂る自生植物など、亜熱帯地域でもある屋久島のひとつの表情と対面し、ご挨拶。

さて、ひさびさのパッション館に到着。
ぐるりと全景をとらえると、尊敬してやまないご主人(日高さん)お得意の手作りでテラスや宿泊者の共有スペースが大胆に増築されたりと進化の最中で、相変わらずの熱血&ほのぼの日高さんカラー炸裂で笑ってしまいました。
ご当人は夕方お戻りの予定で、それまで部屋でくつろぐ事に。
「待つのもまた楽し」
今回は身の安全を考慮し行動は抑えてのんびりペースで過ごすのです。
ゆっくりと流れる時間、お腹に手を置いて大好きな屋久島で心身共に健やかでいる状況に何度も感謝しました。

18時頃、鉄人日高氏と念願の再会を果たし、力強く握手!
誰とも、いえ全てにおいて壁を作らないおおらかさや少しずれた(狙い?)ユーモラスぶりは健在で、全体からみなぎるパワーは一層磨かれ、一体どこまで行くのか、、天井知らずの勢いです。
とにかく傍にいるだけで陽気に元気になれる特殊能力をお持ちの方なのです。

この後、宿のワゴン車をお借りし、愛子岳のふもとに湧水があるらしいとの情報を頼りに、15分ほど走らせました。
日が落ちゆく時間帯、目的地近くまで来たものの水が沸く気配はなく、、それよりも山側の暗闇から何やら威圧感があり落ち着きません。
「近づくべからず」を察して、お詫びする気持ちで引き返しました。
「欲張らず無理せず、諦めも休むもひとつの選択」この勉強を無駄にしないよう心に留めておきます。

街灯が僅かしかない暗い県道を注意して走り、晩の夕食処「寿司いその香り」へ
大将(といってもお若い)とそのご家族は漁師もされていて、午前中に捕った魚介類がその日の店の食材になります。
寿司はもちろん、飛魚や亀の手、島の豆腐などのご当地ものや、天ぷらや煮つけなどの和食メニューも豊富に揃い、定食だってあります。ハズレなく美味しいから地元住民や旅行者で店はいつも賑わっています。
恐縮しながらも、こちらの細かい要求にも可能な範囲で対応してくれるので、毎回足を運ぶ居心地のいい処なのです。

「いらっしゃいっ!」
平日とはいえ大繁盛の模様。予約しておいて正解です。
屋久島時間~その1 さすが納得の鮮度 (生ものが苦手な私は鑑賞用の一皿)

大将も魚に負けず活きがよい!頭にキュッと結んだ気合の印?赤いねじり鉢巻はどこかチャーミングface02
次々入るオーダーに手際よく対応されている近くに座らせてもらい「おじさん」という名の地魚等を味わいながら遅い時間まで会話を楽しみました。

さ~パッション館に戻り、布団に直行。
今日一日を振り返り、ぐっすりZZZZ・・・のはずでしたが、興奮しているのか寝付けません。。
急に環境が変わるとよく起こす予想内の事態ではあります。
眼も冴えてきて、開き直って気分転換に外のテラスに出て星空鑑賞へ繰り出します。

不眠と無関係の旦那も起きて付き合ってくれました。空一面に驚愕する程の星の数・・・流れ星も見ましたicon99icon99
どれ位の時間過ごしたのか忘れましたが、その後再び布団に戻り、ほんの少し眠りました。

この続きはまた。 

タグ :屋久島

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Posted by OM5HAIR at 13:29│Comments(0)
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